若い時と違い、歳を重ねた人は体をいたわる必要があります。いつまでも若いと思って行動していると、無理をしてしまい体を壊しかねません。中高年の人が介護士として働いていると、肩や腰を痛めるという話をよく聞きます。利用者さんの移動や入浴をサポートする業務で、大きな力を使う必要があるからです。その際に体勢が悪いと、介護の仕事中に関節などを痛めてしまいます。
そういった体の痛みは、早めにケアすることが大切です。痛みが長引くと、介護士としての仕事に支障をきたす恐れがでてきます。腰の痛みが酷い場合は、仕事だけでなく日常生活でも不自由になります。整形外科や整骨院を受診して、正しい処置をしてもらいましょう。

介護業界で働く人は、あらかじめ肩や腰を痛めないよう気をつけることが大切です。予防策として、サポーターを使うのが良いでしょう。関節部分をサポートする道具をうまく利用すると、作業中に強い力がかかっても体を痛めにくいです。中高年でも、介護士として元気に仕事をこなせている人たちは、実は人知れずそういった工夫を行っているのです。最近は、若い人たちの間でも関節の痛みを訴える人は増えてきています。そのため年齢に関わらず、体をいたわるための対策は必要となるでしょう。

このように、自身のケアもきちんと行うのが、介護業界で長く働くためのコツです。働いていて、肩や腰の傷みが気になるようならば、長く働いているベテランスタッフに相談して、痛めないコツを伝授してもらうのが良いでしょう。